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日本社会とうつ病。無力感。

人でも打たれ強い人、打たれ弱い人という個人差はありますので、学習性無力感の実験結果がすべての人に等しくあてはまるわけではないでしょう。とは言え、ウツ気分のもとをたどってみれば、この学習性無力感こそがウツ状態をまねきやすくする根源となっていることがよくわかるのです。
気力も著しく低下します。元気なときには難なくこなしていたことが、気力をふり絞らないとできない状態になります。うつ病の人は、周囲から「やる気をなくした」と思われるのを気にして、無理に頑張ろうとします。そうなると気力も根気もなくて頑張り通せない自分を責めるようになり、ますます病状を悪化させるというパターンに陥ってしまうのです。生まれながらにしてウツ病にかかっているという人は、誰一人としていません。生まれてきた時はどんな人でも元気いっぱいです。しかし、ウツにかかってしまっている人は、どんな行動の楽しみも喜びも感じられない状態ですから、プラス思考ができず、いっこうにやる気がわいてきません。
ウツ病にかかる人は、ウツ状態を引き起こすきっかけとなるさまざまな経験をし、それに本来の気質がからんでそうなるわけです。
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うつ病と遺伝。

うつ病の原因として、遺伝は関係あるのでしょうか。うつ病の原因について探ると、遺伝とうつ病との関係についての研究はたくさん行われております。今までの研究により、遺伝とうつ病とはまったくの無関係ではないということは明らかになっています。
うつ病患者の親、子、きょうだいでは、1.77~4.5倍うつ病の危険が高まるといいます。双生児研究でも、二卵性双生児での一致率に比べ、一卵性双生児では一致率がほぼ2倍になります。
しかしながら、うつ病のなりやすさのうち、遺伝要因によって説明できる部分は3割から4割で、双極性障害の7割に比べると少ないのです。
また、子供の時に養子に出された人を調査した研究報告もあります。それによると、育ての親がうつ病になった場合に養子がうつになる確率より、生みの親がうつ病になった場合に実の子もうつ病になる確率が高いということです。ただし、遺伝子だけがうつ病の原因だとすれば、一卵性双生児は一人がうつ病になればもう一人も必ず発症するはずですが、その確率は約40%という結果が出ています。このことから、必ずしも遺伝子だけがうつ病の原因ではないと言えそうです。

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